岐阜県弁護士会

文字サイズ

  • 標準
  • 拡大
ご予約・お問い合わせ 058-265-0020

会長挨拶 令和7年度 岐阜県弁護士会 会長 小森正悟

2025.04.01

岐阜県弁護士会の令和7年度会長を務める小森正悟です。

突然ですが、「弁護士は社会生活上の医師である」という言葉を聞いたことがありますか?
皆さんは、風邪をひいたときや、怪我をしたときに、「あの病院で診てもらおう」という医師がいるのではないでしょうか。つまり、「かかりつけ医」のことです。
同じように、日常生活で困ったことがあったり、ビジネスを進めるうえで相手方とトラブルになったりしたとき「あの法律事務所で相談してみよう」と、「かかりつけの弁護士」を思い浮かべていただけますか?
きっと、市民の皆さんの多くは、まだまだそのような「かかりつけの弁護士」をイメージできないのではないでしょうか。令和7年4月1日時点で岐阜県弁護士会に登録している弁護士数は218名であり、岐阜県内の医師の数に比べれば、おそらく20分の1くらいでしかありません。したがって、弁護士は、身近な存在というには人数が足りていないのでしょうし、心理的な敷居もまだまだ高いという印象をお持ちではないかと思います。

しかし、病気や怪我が皆さんの生命や身体に影響を与えるのと同じくらい、法律が関係する問題は、皆さんの人生に大きな影響を与えます。そして、私たち弁護士にとって、法律相談を受けた相談者から、「心が軽くなりました」とか「解決の糸口が見えました」といった言葉をいただけるときは、大きなやりがいを感じる瞬間です。
ですから、私たち弁護士は、市民の皆さんから、もっともっと、気軽・気楽にご相談をいただける存在でありたいと思っています(費用面では、法律相談料や、弁護士に事件を依頼する際の着手金・報酬金が支払われる保険契約(特約)も増えてきましたので、一度ご自身が加入している保険契約の内容をご確認いただくことをお勧めします)。

そこで、当会は、このたび、市民の皆さまに親しみやすい弁護士会を目指すための活動のひとつとして、岐阜県弁護士会のロゴを作成しました。ここで、ロゴに込めた願いを説明させていただきます。

ロゴをご覧いただいてまず目に付くとおり、岐阜県の「岐」の漢字をモチーフに、安定感のある八角形で構成し、弁護士会の伝統や品格をイメージしています。そして、カラーは岐阜県の豊かな自然と誠実感・信頼感が伝わるグリーンを基本として、弁護士バッチにも採用されている「ひまわり」のイエローを組み合わせています。また、シンプルな線と現代的なフォントを組み合わせることにより、変革していく時代への対応力や革新性も取り入れています。市民の皆さまに、このロゴを目にしていただく機会が増えるよう、当会は今年度も様々な活動を展開していく所存です。

市民の皆さまの不安や疑問に寄り添うことが、弁護士業務の原点です。
お医者さんに診てもらうのと同じような感覚で、是非、弁護士に相談してみてください。

話し合いで紛争解決 訴えられたら 謄写のご案内 セクハラ・性差別相談窓口 司法修習生向け就職案内
ページトップ

岐阜県弁護士会

〒500-8811 岐阜市端詰町22番地
お問い合わせ:058-265-0020